推計震度分布図とは、震度計で観測された震度をもとに、地表付近の地盤の増幅度(地表付近における揺れの増幅を示す指標)を使用して、250m メッシュ単位で震度を推計し、面的に表現したものです。原則、震度 5 弱以上を観測した地震について、震度 4 以上の分布が気象庁から提供されます。
推計震度分布図の活用法
普段、ニュース等で目にすることの多い市町村ごとの震度分布は、通常、市町村内の各震度観測点の最大震度を表しています。しかし、同一市町村内でも震源からの距離や地盤の揺れやすさの違いなどで震度が大きく異なる場合もあります。推計震度分布図では、震度を面的に推計して 250m メッシュ単位で提供するため、地震発生後の影響把握をより精度よく、迅速に行えるようになることが期待されます。
市町村別の震度分布(左)と推計震度分布図の震度分布(右)
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