GM 社(ゼネラルモーターズ)高度ネットワーク分析部門では、1995 年から GIS(地理空間情報システム)を活用し、顧客と販売店の距離などの分析を行っています。
営業用途のエンタープライズGISシステムを構築し、各種社内システムと連携しており、利用可能な各種データをGISシステムに取り込むことで、ディーラー網の策定、商圏分析、サービスの需要予測、ビジネスの可視化などを、幅広いユーザーが容易に利用可能なものとしています。
車の購入時には遠方のディーラーまで赴くが、修理やメンテナンスの際には近隣で済ますといった傾向などが、そこから明らかになりました。
またマーケティングにおいては、平均的な人物像ではなく、車種別のターゲットとなるユーザーがどのようなものを好み、どこに立ち寄るのかといった分析から、より効果的で、効率的な認知度向上を図ることが可能になりました。