アメリカの人口統計や交通・目標物データで市場分析や商圏分析
商圏分析・エリアマーケティング特化型 GIS ソリューションである ArcGIS Business Analyst には、170 以上の国や地域のデータと共に商圏分析用のツールが搭載されており、すぐに海外での商圏分析を行うことができます。ここでは、アメリカの商圏分析に役立つ各種データをご紹介します。
アメリカは、人口 3 億人以上であり、GDP も世界第一位であるなど、日本の多くの企業も海外進出先として人気を集めています。
※ 本記事は 2023 年 9 月時点の情報に基づいています。最新情報はヘルプページ(英語)をご参照ください。
アメリカの統計データ
アメリカの統計データは Esri が提供する Advanced Demographics が存在します。
区画レベル
アメリカの統計データは以下の区画レベルで構成されています。
区画レベル | 区画数 |
United States (US) | 1 |
State (ST) | 51 |
County (CY) | 3,143 |
County (CY) | 3,143 |
Tract (TR) | 84,112 |
Block Group (BG) | 239,203 |
Congressional Districts (CD) | 436 |
DMA (DM) | 210 |
CBSA (CB) | 927 |
Places (PL) | 31,893 |
Country Subdivisions (CS) | 31,893 |
Places (PL) | 35,545 |
Residential ZIP Codes (ZP) | 32,297 |
All ZIP Codes | 41,478 |
Block Groups レベルの区画でロサンゼルス中心部の人口総数を表示させると以下のような粒度となります。なお、青色の枠線は 10km グリッドを表します。
統計項目
人口・年収・年齢・世帯・住宅・健康・教育・ビジネス・人種・消費・行動・嗜好性・労働・貧困・婚姻関係・タペストリー・危険度・主要項目・政策・犯罪の計 20 カテゴリ、全 9,856 変数が提供されています。データソースや年度については、ヘルプページや Release Note(英語)をご確認ください。
特徴的な変数
人口総数や世帯総数、年代別人口などの基本的な統計変数以外に、以下のような特徴的な変数があります。詳細な変数は Data Browser から確認することも可能です。
按分集計時に利用するデータ
統計変数を商圏等に按分集計するときには、Census Block Pointsを重みとして利用しています。詳細はヘルプページ(英語)をご参照ください。按分集計のアルゴリズムについては、「ArcGIS Business Analyst による商圏への人口統計への集計方法 (按分方法)」をご参照ください。
インフォグラフィックス
アメリカには、多数の標準テンプレートが用意されています。ArcGIS Business Analyst Web App Advanced を利用すると、独自のテンプレートを構築することも可能です。
アメリカの目標物データ
アメリカでは Data Axle 社による目標物 (POI) に加え、SafeGraph 社および Foursquare 社による目標物(POI)データも提供されています。Data Axle 社提供の POI データには、従業員数 (Employee Count) や売上高 (Sales Volume / Assets) も属性に含まれているため、店舗ごとの情報を確認できます。
その他データ
交通量データ
Traffic Counts
ある地点を通過する交通量を提供するデータです。ArcGIS Business Analyst Web App 上では、交通量データを表示する専用の UI が用意されています。
また、ArcGIS Living Atlas of the World から以下のデータが提供されています。
World Traffic Service
世界の交通情報を提供するサービスです。アメリカでは、履歴交通情報・ライブ交通情報に加え、交通インシデント(事故情報等)を提供します。
アメリカの道路ネットワーク データ
アメリカの道路ネットワークは、履歴、ライブおよび予測の交通情報をもとに速度設定されています。そのため、解析結果は、日時を変更すると変わります。詳細はヘルプ ページをご参照ください。
アメリカの住所データ
住所情報を地図上に落とすためのジオコード データで、アメリカは最も良い「レベル1」に位置します。詳細はヘルプ ページをご参照ください。
アメリカの商圏分析に役立つソリューション
ArcGIS Business Analyst 上では、上記データをすぐに利用することができます。また、データを利用するだけでなく、自社で保有するデータを地図上に落として、到達圏を作成し、人口統計を集計するなど、すぐに解析を行うことができます。
21 日間の無料トライアルもご用意してありますので、お気軽にお問い合わせください。