【PickUp GIS活用法】
◆GISを活用した冬季物流戦略 – 雪情報で変わるサプライチェーンの
リスク管理と最適化 –
冬季は、積雪による輸送遅延・道路閉鎖・需要変動など、サプライチェーンに大きな影響を及ぼす季節です。とくに物流。を担う企業にとって、雪害は“突発的な問題”ではなく、毎年必ず訪れる経営リスクのひとつと言えます。
2025年12月、「気象オンラインサービス(ゲヒルン版)」に新たに追加された雪情報レイヤーを使うと、GISで積雪量・交通規制・道路状況を地図上で一元的に把握し、遅延を最小限に抑えるルート検討を行うことが可能です。

解析積雪深・降雪量を ArcGIS Dashboards で表現した例

積雪深の多いルートの回避例(左:通常ルート、右:回避ルート)
雪情報レイヤーの追加により、冬季の物流リスク管理はこれまでの「事後対応」から、データを活用した「事前予測型」の運用へと進化しつつあります。
今後は気温・路面凍結・風速などの追加データや、AIを活用した予測モデルとの連携により、さらに精度の高いリスクマネジメントが期待されます。
【活用事例:プローブデータ連携編】
◆ 新名神高速道路関ヶ原IC付近で車が立ち往生した状況を可視化
矢崎総業株式会社が保有するプローブデータを ArcGIS に取り込み、2024年1月24日に名神高速・関ヶ原IC付近で発生した立ち往生の状況をダッシュボードで可視化した事例を紹介します。
車速が「0km/h」になっている車両の現在地データと、気象レイヤーを重ね合わせることで、「どのエリアで滞留が発生しているか」を把握できるため、配送リスクのシミュレーションや天候の影響を受けやすい地域をカバーする配車計画に大きく貢献します。



