商圏分析・エリアマーケティングに特化したクラウド型 GIS ソリューション ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps のバージョン 23.R03 を 2023 年 10 月 25 日 (米国時間) (2023 年 10 月 26 日 (日本時間)) にリリースしました。主な新機能は以下の通りです。
新しいスマートマップ サーチ ワークフロー
スマートマップ サーチは、地図上で複数の統計変数の数値の範囲を指定することで、
その条件に合致するエリアのみを絞り込むことができる機能です。デザインを刷新するとともに、以下の機能強化を行いました。
- 選択可能な統計変数は最大5つでしたが、6つ以上選択可能になりました。
- 一度に最大 10,000 フィーチャまで解析可能になりました。
- 統計変数の特徴をヒストグラムや散布図等で確認できるようになりました。
ガイド ツアーのデザイン刷新
ガイドツアーとは、ArcGIS Business Analyst Web App の操作方法をポップアップガイドに従いながら学ぶことができる機能です。
今回のアップデートでは、デザインが刷新され、アクセシビリティが向上しました。
残りのガイド ツアーも今後のアップデートでデザインを刷新する予定です。
インフォグラフィックスの新規追加
アメリカを対象に解析する際に、新しく以下のテンプレートを利用できるようになりました。
また、フランスやカナダにもいくつかの新テンプレートが追加されています。
POI 検索の機能改善
POI の検索時にセマンティック検索を利用することで、
単純なキーワードの一致検索だけでなく、ユーザーの意図に沿った結果を提供できるようになりました。
データの更新
以下のデータが更新されました。
- ニュージーランドに NZStats による Advanced データを新規搭載
- アメリカの現在年および5年後の予測人口の更新。
- プエルトリコの 2020 年人口動態データと住宅特性(DHC)データの更新
- カナダ・メキシコ・スペイン・フランスの Advanced データの更新
- Michael Bauer Research 製の 71 の国と地域のデータを更新
- 目標物:Foursquare および Data Axle, SafeGraphの POI データ更新
- 交通量:USA Traffic Counts (Kalibrate) の更新
ArcGIS Experience Builder の Business Analyst ウィジェットの機能強化
- ワークフロー モードが再設計され、インフォグラフィックスのプレビューや検索、
並び替え、デフォルト インフォグラフィックの設定が可能になりました。 - Experience Builder のテーマをサポートするようになりました。
注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、
お使いの Web ブラウザーのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してください。
なお、Microsoft Edge や Google Chrome などのモダン ブラウザーでご利用ください。
動作環境については ArcGIS Business Analyst Web App ヘルプ ページをご参照ください。