2020 年 12 月 9 日に、意思決定のための人口統計解析・空間解析を実現する GIS クラウド サービス「ArcGIS Business Analyst Web and Mobile Apps」の最新バージョン 8.4 をリリースいたしました。主な新機能は以下です。
ESRI ジャパン データの更新
今回のバージョンアップでは、平成 22 年 国勢調査のデータをメインとした、約 870 の人口統計変数が新たに追加され、約 2,200 の指標を解析に利用できるようになりました。
より詳細で豊富なタイのデータが利用可能に
標準データ(Standard)に加え、新たに Esri Thailand データが利用できるようになりました。より詳細な区画レベルのデータで、より多くの指標を利用することができます。
その他統計データの更新
以下のデータが更新されました。
- アメリカの目標物、交通位置データの更新
- Michael Bauer Research 社データが 2020 年版に更新(香港、シンガポール、コロンビア)
空隙解析の新しいマップ オプション
空隙解析の解析結果のエクスポート時に、解析エリア(分析範囲)、参照エリア(比較に使用する範囲)、またはエリアと目標物の両方を含むマップを追加できるようになりました。
セキュリティの強化
セキュリティ強化のため、今回のバージョンからレポートの共有方法が変更されました。以前のバージョンでは通知先のメールアドレスを直接入力していましたが、この方法を廃止し、代わりにレポートの URL のコピーや ZIP ファイルとしてダウンロードすることが可能になりました。また、アプリケーションの安全性を高めるため、画像や動画の追加方法はファイルのアップロードのみとなりました。
Mobile App : 生体認証が可能に
ArcGIS Business Analyst Mobile App を使用すると、オフィスから離れた場所でもサイトや人口統計データにアクセスできます。今回のリリースでは、Touch ID や Face ID を使用してアプリへのサイン インが可能になり、利便性とセキュリティが強化されました。
新機能の詳細とその他の新機能につきましてはArcGIS ブログにてご紹介予定です。
注)バージョンアップされた内容を確実にご利用いただくために、お使いの Web ブラウザーのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してください。主な Web ブラウザーのキャッシュ削除方法については、以下のリンク先をご参照ください。
なお、Internet Explorer では Business Analyst Web App の最新バージョンはサポートされず、古いバージョンのアプリケーションにリダイレクトされます(ESRIジャパン サポート対象外)。